キッズテニスカップ3レポート  2005年 4月2日〜4日 福島・棚倉

 

今回で3回目を数えるキッズテニスカップのボランティアスタッフとしてこの大会に参加してきた。

この大会は8歳以下、10歳以下の男女がグループに分かれてラウンドロビンで総当たり戦を行い、上位が決勝トーナメントに進出、優勝者はウィンブルドン観戦+ヨーロッパのジュニアとの対戦という貴重な経験ができる遠征に招待される。

毎回雨にたたられてきたこの大会だが(前回は全部雨)、今回も心配された天気は何とかもって、3回目にしてようやく3日間全日程全てのコートを使って試合が行われた。

この大会の魅力は、なんといっても幅広い層の子供達が多くの試合をこなすことができるということである。

ラウンドロビンの予選前日にはK予選と題した審判の手投げによって始まる試合がリーグ戦形式で実施され、サーブが入らない子や自分でジャッジができない子も試合を楽しむことができるように配慮された。決勝トーナメントに進めなかった子にはコンソレがあり、1回戦で敗れた子達のための練習試合、ダブルス、豊富にあるコートでの自由な練習・・・・それらが効率よく各コートで行われ、世界を目指している子も、カウントがわからなくなるけど頑張って試合する子も、朝から日が落ちるまで存分にテニスを楽しんだ3日間だった。
都会ではコート代も高く、テニスクラブでは1面に多人数を詰め込んでレッスンが行われ、時間も限られている場合が多い現代において、全員がこれだけたくさんテニスができた、ということだけでもこの大会は成功したといえるだろう。

そしてプレーする選手の姿勢がすばらしい。全てのポイントをその子なりに頑張ってプレーし、試合序盤には返せなかったボールを終盤にはなんとか返していくようになる。1試合の中でどんどん成長していく姿には感動を覚えた。

また試合以外でも的当て大会が盛大に行われた。500円で2球挑戦することができ、商品はシャラポワ、杉山愛、など有名選手のサイン入りグッズ、グリップテープ、ポストカード・・・・そのほかいろいろなものが大会スポンサー、個人の有志により用意され、盛り上がりを見せた。この売上金はkids-tennis.comの活動資金となり、優勝した選手や引率のコーチの遠征費などにあてられてることになっている。

それを含め、全ての運営スタッフはボランティアで構成されていて、日々レッスンがあるコーチが仕事を休んで参加したり、大阪から飛行機と車を経由して自腹でやってくる会社員の方、無償でスコアボードを20セットも作って持ってきてくれた人もいた(感謝、感謝)。そしてその人たち全員が「テニスバカ」と呼べるほどテニスを愛し、選手たちのために動いているからこそ、上記のような柔軟で多様な運営が可能となったのである。

ヨーロッパではこのような手作りの大会が毎週のようにグレードに分かれて行われており、それに出場することによりポイントが得られ、上に上がっていくことができるシステムになっている。つまり、プロのツアーとさして変わりないような構成である。日本もこのような大会がどんどん増えていけば、数多くの試合経験を積むことによって、選手は目標を持ち、より成長するはずだし、運営側も洗練され、さらには日本テニス界そのものがレベルアップしていくのではないだろうか。

大会を作ることは、参加する選手の未来を創っていくことと等しい。プレー以外でも、友情の輪の広がり、コーチや両親同士の情報交換など、メリットは数多い。

秋には同4回大会も予定されている。それに向けて、選手は努力を続けている。彼らの未来は果てしなく広く、無限の可能性を秘めている。それをサポートするのがkids-tennis.comの活動であり、この大会の意義でもある。それに少しでも貢献できたことは私の誇りであり、何かできないものかと今もその道を探している。

 

 

    We will be back,for your future!!   2005/4/12

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