学生テニス連盟 レポート     (写真をクリックすると大きくなります)

今回は学連の皆さんを紹介したいと思います。話を聞かせてくれたのは僕の後輩でもある芦沢君、ほか大勢の皆さんです。

まず、学連て何?

「学生テニス連盟の略です。学生だけで組織された体育会硬式テニス部の大会を運営する団体です。主に上位の大学のテニス部から1〜2人くらい選ばれます。」

具体的にどういう仕事をするの?
「試合中は、トランシーバーを使ってのスコア報告、スコアボード設置、審判員の管理、各コートのもめごとの対処、OP作成、インターネットに結果をアップ、ゴミ袋設置と回収、清掃、プラクティスのコート割を決める、表彰式の準備、開会式や閉会式の準備、進行などです。大体20人くらいでこれらの仕事をこなしています。大会前には予選、本戦のドロー作成、予選会場でのエントリーと進行、コートの予約、観客用のドロー表作成、パンフレットの作成、大会の領収書、各企業への連絡(試合中も新聞社などに随時報告)、各大学へのお知らせ、などです。」
うわ〜大変そうだね。大会は予選、本戦共に平日に行われることが多いけど、学業や部活動に影響はない?
「もちろんあります。本戦は連日会場に行かなければいけないですし、地域の幹部と全日本学連とを掛け持ちする場合は新進、春関、夏関、リーグ、インカレ、王座、秋季リーグ、インドア、強化大会、その他学連の会議、役職によっては、学連が選出した選手の合宿や韓国遠征、全日本選手権、AIGジャパンオープン、イザワクリスマス、全日本ジュニアの大会運営の協力、など、さまざまな仕事があり、大変です。一応公式欠席にはなりますが、欠席届けを受け取ってくれない先生もたくさんいるので、正直かなりイタイですけど、その中でなんとかみんながんばっています。」
それ全部ボランティアだもんね。お金もらってても、きついわ。ひょっとして、試合のない時期にも仕事が・・・・・・?
「あります。事務所当番が月曜から金曜日まであります。電話での質疑応答や、送られてくる書類に目を通し、対応しています。事務所の清掃、首相主務会議の準備もありますね。大体一人が週1回事務所に通うことになります。ホームページの更新も仕事のひとつです。」

それじゃ、毎週1日授業を受けられない日があるってことだね!それに、部活も授業も毎日・・・・・か〜〜恐れ入りますm(_ _)m よくできるね。学連やってて良かったこと、楽しかったこと、やりがいを感じるのはどんなとき?(ここから多人数に質問)
「自分が大会の運営にかかわっているという充実感があること。それぐらいしかなくね?」
「ルールについての問題を解決したときの俺ってすごいじゃんみたいな、自己満足。」
「あと選手と仲良くなれるし、レベルの高い試合をたくさん見れる。」
「学連同士で仲良くなれる。団結心が生まれるね。」
「ルールを知ることができること。」
「部内で優位な位置に立てる。学生テニスの情報についてとても詳しくなり、部員にもたよりにされる。正しいルールを知ることができる。」
「あ〜でもその地位微妙じゃね〜?都合よく利用されたり・・・・・」
「そういうことも確かにある・・・・・」
「出会いもある。」
「あ〜ある!!あるね〜。」
なるほどね。じゃ、ここはいやだ!!てとこは?
「夜遅くの試合でファイナルに入ったりするとちょっとつらい。」
そうだよね〜。メシ食うの遅くなるし、終わったあとなにもできなくなるもんね。
「大会中にあまり練習ができない。授業にも出れない。」「幹部になると常に縛られている感じがする。」
「交通費やお弁当代は出るけど、その他もろもろの経費を含めると赤字になることが多い。」
「忙しすぎるとキレ始める人がいる。」
「あ、それ俺だ(笑)。」
「あと選手の抗議。頑張ってるのに、だめだといわれたり。選手と運営側が年齢的に近いので、結構激しく言ってくるからつらい。」
「でも結局、みんながテニスを好きだからやっていけるんだよ。そうでしょ?」
「まあ、そうかな・・・・・」
おお・・・・なんか最後は綺麗にまとまったね。じゃ、最後に見てくれている人に一言。
「正直運営でいっぱいいっぱいですけど、学生テニスを強くして、盛り上げていきたいです。いろんな人が興味を持って、見に来てくれる人や応援しにきてくれる人がたくさん増えて、一緒に盛り上がっていけるような大会を作って行きたいと思います。
学生連盟は人員が不足しています。ぜひ体育会テニス部に所属している人で、学連に興味あるかたは、連絡をください。一緒に学生の大会を盛り上げましょう!!」
全日本学生テニス連盟 TEL03-5835-5300

   03-5835-5301

ホームページ ba030028@ba.ritsumei.ac.jp 
関東学生テニス連盟 同上 ホームページ kanto_gakuren@yahoo.co.jp (各地域のホームページはリンク参照)

 

 

このインタビューは新進終了後、宿舎でお疲れのところを聞いたわけだが、試合中は全員が忙しすぎて、インタビューなどできる雰囲気ではなかった。それくらい彼らは真剣に、フルに働いている。最終日も試合中にテントを片付け、機材をトラックに積み込み、全てが終了したあとは全員で使用した道具を神田の事務所まで運ぶというスケジュールであった。

彼らは学生生活のほとんどを部活とこの学連の活動に注いでいる。授業にもあまり出れず、テニス部に入ったのにテニスもあまりできず、仕事に徹する彼らの姿勢は、よく見られるテニス推薦で大学に入り、ギャンブル、酒などに溺れ、ろくに練習せず今までの財産で大会中だけ真剣にプレーする選手よりもずっと輝いている(選手全員がそうだといってるわけではもちろんない)。

活動資金は登録している各学校からの年間登録費、個人の年間登録費、大会エントリー費、各企業からのスポンサー料などを学連が管理し、運営費に当てる。そのスポンサーも、以前の学連のスタッフが自力で交渉して協賛をもらったという。本当になにからなにまでが学生だけで運営されているのには驚かされる。

その運営は非常に柔軟で、たとえば室内インカレの決勝が終わった後、表彰式の準備中に急に選手に要請して、観客と選手のラリーのイベントをやったこともあった。観客も退屈しなかっただけでなく、子供たちは目の前でプレーした選手と打ち合えることで、とてもよい経験になったと思う。そういったことは、学生連盟だからこそできたことだろう。

無論、学生だから・・・ということで出るボロ(ドローやOP作成ミスなど・・・)もあるが、彼らは運営に対して本当に真剣で、王座の時など表彰式が終わったあとの最後のミーティング中に地面に正座して泣きながら反省をしている姿も見た。

彼らの姿勢を見習えば、今後大会のボランティアや大会を運営する側にまわったとき、役立つことが多々あるのではないだろうかと思う。

大会に行くたびに感心させられる彼らは、学生テニスの全てを支えている。

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